末廣洒造本社

◆所在地/会津若松市日新町12-38
■建築物等の概要
●所有者 末廣酒造(株)
●建築年 明治25年より大正11年
●構造 土蔵木造(母屋)
●階数2(土蔵)、3(母屋)
●設計 下記参照
●施工 下記参照

●街なみ・建築物等の由来

5号蔵
大正9年10月12日
壱号蔵
大正11年8月28日
棟梁風間像助
4号蔵
明治40年4月
棟梁富樫藤吉
3号蔵
明治40年5月
棟梁喜樫藤吉
3階建
2階まで明治42年住居(主人)と同じ年に建てた。3階
は六代猪之吉誕生時に建てる。
大正11年7月
(2階建)
住居(主人)帳場
明治42年
酒売場
新蔵
明治25年7月8日
棟梁小林徳蔵

■街なみ・建築物の特徴

 明治38年ころの新城大火により、新蔵をのぞき全焼、その後建築した建物である。土蔵のうち新蔵は座敷蔵だが、他の蔵は酒造蔵で内部にはほとんど柱がなく、大きな酒造用樽をならべることが可能になっている。しかし、2階部分には重量物をおくことができないので、むだが多かった。
 木造の帳場、住居部分は、大家族が住むため、多くの居室が設けられ、3階建になっている。また、現在事務所
として使用されている部分には、寒期、仕込時のみの季節作業の杜氏の宿舎が、2、3階部分に設けられていた。
さらにそれらの建物をつなぐように大屋根がかけられ、大空間をもつ建物群ができあがっている。

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