山小商事(株)

◆所在地/会津若松市栄町1-13
■建築物等の概要
●所有者 山小商事(株)
●建築年 昭和7年
●構造 木造真壁
●階数 2
●設計 不明
●施工 不明

●街なみ・建築物等の由来

 市役所通りにあるこの建物は、昭和初期米の卸を常んでいた先代が、当時取引のあった東京の米屋、山種米穀
(現在の山種商事) が新築されたのを見て見様見まねで建築したものであり、店舗、母屋2年をかけて造られた。
 自由経済の時代において、会津で収穫された米を集め東京方面に売る商売をしており、店には見本の様な形で20~30俵程の米がおかれていたが、小売りはしていなかった。
 商事会社を始める際に、店舗部分を板貼りにする等の改築をしているが、その他はほぼ当時のまま残っている。

■街なみ・建築物の特徴

 市役所にほど近いこの建物は、近代化が進む商業地域のー画に存在するが、痛みも少なく保存状況は極めて良いと言える。小規模ながらに入母屋の屋根を持ち、出窓に据え付けられたタテ格子の建具が外観のアクセントになっている。

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