吉田内科医院

●所在地/会津若松市中町1-26
■建築物の概要
●所有者 芦沢長
●建築 年大正後期
●構造 木造
●階数 2
●設計 不明
●施工 不明
く用途>
専用住宅(貸家)

■街なみ・建築物等の由来

大正時代に洋風の住宅として建てられ、新築時から現在まで、屯用住宅として使用されている

■街なみ・建築物の特徴

外壁面に、化粧の付柱、付桁等を多用し、単調になりがちな屈根形状も、南西角よりせり上げ変化を持たせて、
建物の外観を特徴づけている。屋根は、瓦葺きであるが棟の端部に取り付けた四角錐状の装飾に洋風への苦労が感じられる。軒裏は板張りで底目地がきれいである。建築時の玄閲部分はエンタシスを持つ2本の石柱で軒先に逆Rを施した化粧屋根を支えている。ペディメントには、円弧形の装飾が漆喰塗りで施され、ドイツ表現派を思わせる様式でまとめられている。開口部は、アルミ建具に取替えられ、外壁面にも改修の跡が残っているが、全体として、当時の面影を残していて市内では希少価値のある建物である。

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