地震時における建築物等の被災情報収集訓練を終えて

地震発生のアナウンスを「あいべあ」より受け被災の情報収集の必要性有りの判断を仮想して被災情報の収集訓練を実施した。
2015年の松隈会長と会津若松市の協定によりものだが、コロナ禍の影響で訓練が実施できない期間があっため、地震発生時に初動出来るのか?と言った疑問から本年初めより訓練の実施に向けた動きを行ってきた。
総会での登録願いや、月刊会報への案内で登録者数の増を目論んだが効果は小さく、登録会員の退会等でその数は伸び悩んだ。今後も会員の減が明確な環境下にあって裾野の広がりを如何にするかも課題の一つだ。

今回は、以前より課題となっていた「集合」が困難な場合を想定し、今いる場所周辺の状況報告も情報とするべく、管内現地からの報告も集約することに取り組んだ。
「効果的」との意見や、現地写真の貼付があればベストとの新たな意見を拾う事も出来た。その為にも報告点=登録会員の増は必須を痛感した。
夕方からの反省会を含めて、拾い出された意見を列記するが、どれも塾考を要す意見であり、今後の課題と言える。
・「流れ」を確認出来た(但し、実際の地震時には、うごけるのか?)
・参集出来ない調査登録員の回答に時間差がある情報だった(班編成への支障)
・初期の動作のフローを身に着けておけば、後は改善できる
・DX活用なら、簡単な現地報告が出来る「あいべあ」を(LINEも能登地震時には活かせた)
・県内同の先駆者(双葉支部)は、3.11時に訓練は活かせなかった(放射線からの緊急避難)
・士会会員も減少する中、登録員(理解者)の増は可能なのか(高齢化も拍車)
・DX活用なら、県の防災ツールや民間の安否確認などで簡単な回答を集約する手法
・津波時の行動が基本、「何も考えず、まず、高
 台に逃げろ!」
・優先順位は、自分→家族の安否確認の中で、どこまでタイムリーに動けるのか?
・繰り返し改善、やってみることが大切であるやらないと問題点も分岐点も見えない。

出来ない理由はいくらでも探せるが、どうしら有効な活動となるのか?参加する者の命をどうすれば守れるか?いろいろ考えてやってみることが大切、会員の皆様には改めての登録を呼びかけたい。

次年度も、防災月前後に訓練実施を予定するが、災害実践が無いことを祈念する。

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