会津壱番館

■建築物等の概要
◆所在地/会津若松市中町4-18

●所有者 菅家喜平
●建築年 明治
●構造店 蔵造
●階数 2
●設計 不明
●施工 不明

会津壱番館

■街なみ・建築物の特徴

アメリカから帰朝した渡部鼎によって明治23年に今の建物が会陽医院として開業された。その当時は、東西に長い
敷地に、道路側を医院、奥を住宅として使用し、北側の蔵も当時は、今の建物と、同じ並びであった。戦後は医院として使用され、同院から何人もの医者が独立開業した。
戦後、新聞販売店、電器店、オートバイ販売店等の店舗が入り、内外部共改造が加えられた様である。昭和51年、今の会津壱番館が開店した。この建物は、野口英世が手の手術を受けた所である。英世はそれに感動して医学を志し、進んで書生となった。彼はこの2階で刻苦勉励していた。現在はその2階を野口英世青春館として公開している。昭和61年に全面的な改修工事を行い現在に至る。

■街なみ・建築物等の由来

黒漆喰の店蔵として、福西本店の蔵の屋並と相侯って一連の町並を形成している。建物の特徴として、2階部分の窓に防火戸として、鉄扉が引込戸として取付けてある。北側の腰壁は海鼠壁で、正面の腰壁は、タイル張りに張り替えられているが、当時の姿をうかがうことのできる修景である。

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